フクギの皮剥ぎ | 日々のくらし

フクギの皮剥ぎ

 17日の日曜日が、海洋園(私の職場のユートピア工房の上部組織)の利用者たちのハイキングだったため、私も、工房のみんなと参加してきました。その振替休日のため、今日19日はお休みでした。

 今日は家で、染料になるフクギの皮をはいでいました。このフクギは先日、名護の汀間(ティーマ)の集落で偶然、民家の生垣のフクギを剪定して、切った幹を放置しているのを見つけたので、もらってきたものです。
もらってきたフクギ

 フクギはオトギリソウ科の常緑高木で、昔から沖縄ではその樹皮を染料として使用してきました。アルミ媒染で鮮やかな黄色を発色します。固くて重い木なので家まで運ぶのに苦労しました。フクギは防風、防火の目的で民家の周囲に植えられているのが普通なので、その樹皮を手にいれるのは結構困難です。人の家の木を勝手に傷つけるわけにはいけませんからね。伐採情報があると首里あたりからヤンバルまで、染色家が何人ももらいに来る場合もあります。お金を出してもらっていくひとも、、。
皮を剥がす

  樹皮を剥がして使うのですが、これが結構大変な作業で、ハンマーで叩いて剥がしたり、バールの先でこそげとって剥ぎます。木が乾燥してくると剥ぎにくくなってくるので、急がないといけないのですが、今日の作業では終わりませんでした。 こりゃ大変だーー。

ゴールデンウィークには自分の店の染の作業に入りたいので、それに間に合わせて商品も作らないといけないし頑張るぞー。

フクギ